HannahLee's blog

脱藩☆女子!〜海外で働いている日本人女子の赤裸々ワーク・アンド・ライフ

大人と子供。東西南北。

ここ数日、あちこちの友人と子育てや幼稚園の違いについて話す機会多し。 

1)スイスVSラテン 
たとえば、ラテン系の子達(アルゼンチン、ペルー)が驚いていた、スイスの幼稚園でのおもちゃをめぐるルール。 

ジュネーブの幼稚園では、家からおもちゃを持ってきていい。おうちのにおいが嗅げて安心するから。(かわいいーーー)だけど、持ってきたおもちゃには名札をつけるのが決まりなんだって。マイケル君のだったら、マイケルって名札をつけ、他のほかそれで遊んじゃいけないんだって。 

一方、ペルーやアルゼンチンでもおもちゃ持込可だが、持ってきたおもちゃはひとつのところに集められ、みんなで共有するんだそう。他の子にも貸してあげようね、と、自分のものをほかの子と分け合う教育なんだって。 

スイスは、小さい頃から個人主義を叩き込まれるんですなあ。そういう話は、こないだスイス人の元カレくんともしたばかりだ。家族でありながら個人主義でもあるので、家族の中でもなかなか打ち解けられない人多いって。 

2)アフリカ 
アフリカの人たちって、ほんっと子供好きだと思う。こないだ通勤途中、アフリカ系の小さな男の子がお母さんと乗っていたら、乗り合わせてたアフリカ系の人たち、寄って行って次々に話しかけたり、遠くからニコニコ見つめていたり。 

「子供は宝だ!」って思ってるし、人生で大事なのは何より家族、という人非常に多し。女性は、「子供の母親」ということで尊敬されてるし。(ただ、母親じゃない女性には厳しい一面も。これは、どこでも同じね。) 

ちなみにアフリカの人の家族観て面白くって、核家族の西欧とかに対して、延長して家族を考えてる気がする。たとえば、自分のお姉さんが亡くなったらその子供を引き取って育てる、親戚で生活苦に苦しむ家族がいたら、そこの子供を引き取って育てる、等等。全然血はつながってなくても、孤児になっちゃった子を引き取って育てたりもしている。 

3)男子(大人の)と子供 
こっちの男の人って、子供に対して腰が軽い。出勤途中の男性がスーツを着ながら子供を抱っこひもで抱っこして幼稚園に送る姿はよく見る。 

こちらのバスにはほぼ全部、「乳母車ボタン」がついていて、車高も低く車椅子や乳母車が乗降しやすいようになっている。それでも段差はあるので、乳母車(車椅子も)の人がいると周囲の男性はぱぱーっと走り寄って、みんなで乗り降りを手伝います(もちろん女子も手伝うけど、男子がいたらその人が手伝う)。中高生の男の子でも。結構ステキ。周りに目が行ってるのが、大人だと思う。 

一度、3人くらいで出口近くにたまっていて、乳母車を見ても何もしなかった男子を見たことあるのですが、それは・・・日本人だったよ・・・。(きっと出張中で忙しくて周りに気が回らなかったんだね!とか思いたいが、んーーー。) 

そして、基本的に子供に寛容。大人がちゃんとオトナだからかな、という気がする。今日も、バスで隣り合わせた男の人のひざに、ちっちゃな男の子がちょろっと気躓いて男の人のひざに手をついちゃったんだけど、その男の人はとっさにかばうようにし、謝ってきた男の子のお母さんにも、ニコってしてました。不良っぽい男の人なのに!(って、私の外見からの偏見がひどいのか?)

(初出2007年11月)